仕事を続けると決めた日から、どのように過ごしていますか?
働きながら妊娠・出産を迎えるために、心がけておきたいことはたくさんあります。妊娠初期・中期・後期による身体の変化にも、うまく向き合って行かなければなりません。
そして妊娠したらいつまで働くことができるかも、人それぞれ。
大きなトラブルなく産休に入るまで働ける方、つわり・切迫流産・切迫早産などで安静が必要になる方、どんな結果になるのかは、誰にも予想できません。無理なく仕事と妊娠生活の両立ができるよう、努めることが大切です。
以前、私の仕事を続ける決断に至った経緯をお話ししました。
今回ワーキングマザーとしての歩みを、より振り返っていきたいと思います。
【妊娠初期のワーママの試練】
妊娠生活最初の試練、それは「つわり」ではないでしょうか。個人差はあるとは言えど、一番デリケートな時期。多くの方がつらい思いに耐えておられると思います。
私自身、妊娠初期は悪阻(つわり)との戦いでした。本当につらく長い戦いでした・・・。
私の場合、3人とも悪阻(つわり)がひどく、妊娠を重ねるごとに症状はより重くなりました。
当時同僚への報告は控えていたので、襲ってくる強烈な吐き気と毎日どう戦うか。減っていく体重・落ちていく体力に、気持ちが全くついていかず、毎晩泣く日々。
体調面でも精神面でも限界になり、結果的に同僚へは早い段階での報告になりました。
いざ報告すると、精神的にも楽になるので、早めの報告でもメリットがあると思います。
その後、安定期までつわりと切迫流産で、就業ができない状況に・・・。医師の判断で、2度の休職を余儀なくされました。
職場へ迷惑をかけっぱなしの状況に、申し訳なくて苦しい日々でした。 上司や同僚の「帰ってくるの、待ってるから」の言葉に、本当に救われました。
あの時無理をしてれば、どんな結果になっていたか分かりません。
今、職場に迷惑をかけたくない一心で、無理をしている方もおられると思います。 まずはご自身の身体と赤ちゃんを最優先に考えることが大切です
☆動かし続けてきた歩みを、一度休めてみてください。
その時間が必要な時期です。
相手への感謝の気持ちをしっかり伝えることを忘れず、一番いい選択をしてほしいと思います。 このときは、傷病休暇と傷病手当金に制度を利用しました。
【妊娠中期】安定期以降の過ごし方
妊娠初期とは違い、心身ともに安定する時期です。おなかのふくらみもまだ目立たないので、妊娠期間で一番身体が楽な時期でもあります。
ただ安定期に入ったからといって、ムリは禁物。気を抜かず、ご自身の身体と赤ちゃんと相談しながら、大切に過ごすのがベストです。
安定期に入り落ち着いて、「やっと終わった・・・」と安堵したのを記憶しています。同時に「出産までしっかり働こう!」と頭を切り替えていった時期でもありました。
2度の休職で迷惑をかけてしまった時間を、埋め合わせたい思いが強かったと思います。
身体の変化としては、足のむくみ・おなかの張りや痛み・疲れやすさ 。
立ち仕事だったことあり、接客中におなかの張りと痛みで、動けなくなる事もしばしば。
おなかのふくらみは後期まで目立たなかったので、お客様は妊娠していると知る由もなく。時には同僚に助けてもらいながら、お客様に不安を与えないよう心掛けました。
配置換えなどが難しい環境だったので、基本的には通常勤務。 自分の中で「絶対に無理はしない」とルールを決めて動く必要がありました。
【心掛けていたこと】
- 休めるときは、休む
- 重たいものは、出来るだけ持たない
- できる限り残業はしない
妊娠は病気ではありませんが、いつも通りには動くのはNG。妊娠中は突然何が起こるか分からないのです。
どこで線引をするのか、ご自身でしっかり決めておくことが何より大切だと思います。
【産前休業前の決意】
後期になると、お腹の張りと痛みがより頻繁に起こるようになっていました。夫は出社すると、基本的に24時間勤務。夜に一人で過ごしていることへ、不安を覚えるようになりました。
突然のトラブルに備えるためにも、産前休業を取得する日より早めに休みに入る決断をしました。
方法は、至ってシンプル。有給残数を確認し、産前休業前にすべて使う。有給と公休をフルに使うと、一ヶ月半ほど前倒しで休むことが可能。
上司と相談し、その方向で動くことになりました。
<産休前にしたことリスト>
- 引き継ぎ業務作成
- 総務部への手続き関係の確認
- エリア内外への産休前のあいさつ
- 荷物の整理
産休前は、やることがたくさん。やり忘れがないように、リストアップしていました。
出産後すぐ会社に提出する書類多く、家族に代理で提出してもらうことになります。
そのために、書類を事前に整理&管理はとても大切です。
**産休前からの準備と産休中の過ごし方などは、また違う機会に詳しくお話したいと思っています**
全ての準備を整えて、私の出産に向けての生活がスタートしました。
産休から出産までの時間は、仕事を頑張ってきたママにとって貴重な時間。赤ちゃんに会える日まで、自分をたくさん労わってあげてください☆
- 好きな音楽を聴く
- おいしいものを食べる
- 綺麗な景色を見る
- 大好きな人と過ごす時間を作る
- 上の子との時間を大切にする
無理のない範囲で、自分の時間を思いきり満喫してほしいと思います。
出産後、ママとしてたくさんの仕事が待っています。初めての経験ばかりで、戸惑うこともあるでしょう。でも、大丈夫。
子どもと過ごす時間は、全ての活力になります。
ママと赤ちゃんが、共に成長していく時間を楽しんでほしいと思います。。
ワーキングマザーとしての歩みが、より充実した日々になりますように。
感じたこと、学んだことを、これからもより多くの方に発信していきたいと心から思っています。