【ワーママ生活12年。新たな挑戦】二度目の転職を決断

2021年8月13日の記事を最後に、長い間このblogをストップしていました。約一年で私を取り巻く環境はがらりと変化し、忙しいながらも充実した日々を過ごせていると実感しています。

子どもを産んで13年。ワーママとして目まぐるしく過ぎていく時間の経過と共に、ただただがむしゃらに働き続けていることから逃げ出したくなることもありました。

『全ては子どもたちのために』と言い聞かせながらも、寂しい想いをさせているのでは・・・という罪悪感を勝手に背負い、胸が張り裂けそうな苦しさに悩んだ時期もありました。

そんな日々の中で、子どもたちの成長・仕事に対する想い・私自身の時間の使い方が大きく変化し、すべてのタイミングが合わさった時が2021年8月。そこから私自身の新たな挑戦が始まりました。

41歳という年齢で、どこまで突き進んでいけるのか。そんなワクワク感を肌で感じながら、心から仕事を楽しんでいます。

ワーママとして頑張り続けているママ

ワーママとして、歩み始めて行こうとしているママ

家事育児を奮闘しているママ

仕事に全力で向き合っている女性

想いを乗せた言葉を通して、一人でも多くの女性にとって少しでも『明日への活力』となり、共に歩んで行けたらなと思います。

好きなことを仕事としている人が、世の中に一体どれぐらい存在するのだろう。

その中で私たちのようなワーママが占める割合は、どれぐらいあるのだろうか。

2021年8月、私にとって二度目となる転職を決断した。当時、41歳。ワーキングマザーとして歩み続けてきた私にとって、大きな決断だった。散々悩んだあげく動かずにこの先後悔するぐらいなら、失敗してもいい。

『行きたい世界に飛び込もう』そんな想いに突き動かされた。

 振り返れば一度目の転職は2018年3月。新卒で入社し、結婚・出産を経て17年間在籍した。

なんとなく入社した会社だったけれど、元々人と接するのが好きだったこともあり、純粋に仕事は楽しかった。がむしゃらに働く日々において『働くとは何か・社会人としてどうあるべきか』を会社から教わった。

ワーママとして働き続けてきた私自身の信念の基盤となるものは、この17年で構築されたと行っても過言ではない。

 だからこそ転職に踏み切るまでには、勇気が必要だった。理解ある上司や同僚から離れ、新しい環境へ身を置くことが果たして出来るのか。産休育休を経て、分からないながらもなんとか働く母親としてやって来られたのは、今の会社だからなのではないか・・・。
三人目の育休復帰後、働き続けていくために自問自答する日々。そんな中で絞り出した結論だった。

 小売業界でしか働いていない私にとって全く異職種である、事務職への転職。今まで培ったスキルや知識がどこまで通用するかも分からない。

ただただ『子どもたちのため』を信念に、多くの不安を払拭するかのように全力で取り組んだ。末っ子が2歳になったばかりで手がかかる時期だったこともあり、慣れない環境と業務に戸惑う時もあったが、新しいスキルが身についていく感覚が励みになった。

一回目の転職に関しては、また別の機会により詳しく書いていこうと思うが、様々な条件を考慮し行き着いた転職が、今こうしてblogに関わるきっかけをもたらしてくれた。

それまでの生活は子どもたちが一番で、自分の時間は二の次。休みや空いた時間があるのであれば、子ども孝行をしなきゃいけない!と考えていた。仕事の環境変化と共に、時間的ゆとりが生まれ、私自身の時間も大切にしていこうと思えるようになった。

時折、TVやSNSで眩しいぐらいに輝きを放ち働いている女性を見ると、彼女たちからあふれ出す情熱と行動力に感銘を受ける。与えられた時間枠は同じはずなのに、完璧とも言える時間の使い方をしている姿は本当に素晴らしい。仕事を心から楽しみ、自然と笑顔があふれ出す彼女たちの存在は、同じ女性として母として羨ましさすら感じてしまう。デスクワークにも慣れ、自分の時間を持てるようになったからこそ、『私は今、仕事を心から楽しんでいるのだろうか』と心に問いかける。41歳を迎え、仕事へのやりがいや情熱に欲する私がいた。

大学時代の仲間は、ほとんどがワーママ。子育てしながら頑張っている仲間の存在は、本当に心強い。

新卒から同じ企業で頑張っている子。何回かの転職を経て、運命的な仕事に出会った子。専業主婦だった日々が一転し、アパレル業界で頑張っている子。大学時代に汗を流し切磋琢磨しあった仲だからこそ、彼女たちの頑張りは刺激的かつ魅力的だ。

お酒を片手にzoomを通してほろ酔いになった彼女たちに『もう一度、人と接する仕事をしたい。一瞬の出会いに感謝し、少しでも相手が心の繋がりを感じてもらえる仕事がしたい!』と熱弁したものだ。

 2021年6月、自宅から近い場所に新しい店舗が出店する情報が舞い込んだ。

個人的にも大好きでよく利用していたし、小売業界で培った目線で見ても、その会社の企業理念やスタイルは私の理想とするものだった。

『ここで働く!』私の心は一瞬で決まった。3年間お世話になった会社に退職願を提出すると同時に、求人に応募していた。採用される保証なんてあるわけないのに、胸の高鳴りを止めることはもはや出来なかったのだ。本能的に、ここで動かないと絶対後悔すると悟ったのかもしれない。

理想とする店舗の存在・ふつふつと湧き上がる仕事への情熱・自身の年齢・子どもたちの成長など、全てが繋がったタイミングが運命にも思えた。今思えば、その時の行動力には自分でも驚きだ。

新卒からこだわっていた、正社員というポジション。正社員であり続けることに存在意義を見出していたのか。仮にまた転職するなら当然正社員!なんて考えていた私が、パートという立場からの再スタートを選んだ。無事に合格通知来た時、子どものように大はしゃぎし、喜びを爆発させた。怒られることを覚悟し両親へ転職の報告しに行くと、正社員を辞めてパートを選択した娘に、小言をかけるどころか賛成してくれたのだ。子どもたちの成長と共にお金もかかって来るのにもかかわらず、背中を押してくれたことが何より嬉しかった。

母は『一緒にでかけて利用するたびに、いつの日か働いてみたいって言っていたのを思い出したよ。本当によかったね。応援するよ』なんて声をかけてくれた。私が何気に言っていた言葉を覚えてくれていた母の優しさが心にしみた。

子どもたちとゴロゴロしながら転職を報告したあの夜。私の想いを言葉に乗せた。

前みたいに、人に笑顔を届けるお仕事に変わるよ。

みんながお休みの日に、お仕事でいない時も増えちゃうよ。

ママが笑顔で居続けるために、選んだことだよ。

ママがやりたいことが詰まったお仕事だから、全力で楽しむね。

当時5歳だった末っ子も真剣に話を聞き『ママ、がんばってね!』なんて言葉をかけてくれた。この子たちのためにも、後悔のない人生を歩んでいこう!そう心に誓った。

 働き出して約一年。今、最高に仕事が楽しい。

入社した後、ストアマネージャーとの考課で立てた目標。その一つに、『子どもたちに仕事を楽しんでいる姿や、有言実行してく姿を見せる』を挙げた。その目標は今でも変わらない。素晴らしい仲間と尊敬できる上司の存在が、私をより成長させてくれる。あの時に突き動かされた感情は間違いではなかった、そう心から思える。

朝から晩まで働き、帰宅後に追われる家事育児にヘトヘトになりながらも、どこか心地よい疲れに感じてしまう。「今日も楽しかったー!」なんてはしゃぐ母の姿は、子どもたちの目にどんな風に写っているのだろうか。「ママ疲れたでしょ。足マッサージしてあげる!」なんて優しい言葉をかけてくれる長女と次女。小さい手から伝わる彼女たちの優しさを感じる度、心が温かくなる。

これから先も、働く姿を見せていきたい。子どもたちと共に成長していきたい。彼らが大人になった時、どんな感想が聞けるのかが楽しみだ。

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