ワーママ生活の始まり。最初の壁である【初めての職場復帰】について

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朝、5時半。
子どもたちを起こさぬよう、そっと扉を開ける。
いつもは騒がしいリビングが、静寂に包まれた時間。

シャッターを開け、静かな外の景色を眺める。
キジ鳩が庭に遊びにきてくれていた日は、ラッキーだ。
心が踊る。
頭の中をリセットし、心を落ち着かせる。
私にとって、何より必要な時間。
朝の流れをイメージし、思考を整える。

洗濯機を回し、キッチンに立つ。
さあ、今日も慌ただしい一日が始まる。

ワーママとしての歩みも、気がつけば11年の月日が流れました。
ありきたりな言葉だけれど、ホントにあっという間でした。

仕事を続ける覚悟を決めた日から。
3人の子どもたちに囲まれている生活なんて、想像できただうか。
不器用な私が、よくここまで踏ん張れたものだ。

過去の記憶を呼び起こしながら、心を整理する。
言葉と向き合い、表現を模索する作業は恥ずかしさもあり、なんとも言えない心地よさもあります。

想いを乗せた言葉たちが、誰かの心のエネルギーになればいいなと願いをこめて。
これからも、文字をおこしていきたいと思います。

今回はワーママとして最初の壁である、職場復帰についてお話していきたいと思います。

4月に入り、保育園入園と同時に復帰というワーママも多いのではないでしょうか。

仕事と子育ての両立に難しさに、不安な思いをしているママ。
時間と体力のなさに、自信を失いかけているママ。
時短勤務での、肩身の狭さを感じているママ。

様々な思いで、今まさに過ごしていると思います。

職場復帰。どんな覚悟を胸に、乗り越えていけばいいのでしょうか。

私自身、ワーママ生活の中で3度の職場復帰を経験しました。
三人三様で、それぞれの悩みや多くの葛藤がありました。

その中でも、特に苦しかったのは、やはり初めての職場復帰。
精神的にも体力的にも苦しく、果てしない道のりだったように感じています。

目次

【ワーママ生活の始まり】

先の見えないトンネルに迷い込んだように、苦しい日々でした。

育休中は子ども過ごせる時間に幸せを感じつつも、社会から取り残された感覚に陥りました。
今思えば、まさに無い物ねだり。

保育園に預けることに、後ろめたさを感じつつも、職場復帰を前にホッとしたのを記憶しています。

育休が開け、元いた職場に復帰。
異動もあり、スタッフの顔ぶれもずいぶんかわっていました。
記憶を呼び起こしつつ、業務をこなす。
程よい緊張感がなんとも心地よく、全てが新鮮でした。

①時短制度利用

まず復帰にあたり、決めたこと。
それは「フルタイム勤務か時短勤務か」

私の場合、2時間の時短を選択して、職場復帰に挑みました。

社内規定で子が小学校就学前まで、時短取得が可能でした。
30分単位で、最大2時間。
短縮した分は早退扱いにはならず、未就労時間分として給料から差し引かれる仕組み。

小売り業種でネックとなるのは、始業時間の遅さ。
時短勤務としても、その分終業時間は遅い。
保育園へのお迎え、帰ったあとの家事を考えると、時短の選択は必要不可欠でした。

当時、私の会社で子育てと仕事を両立している人はおらず、全てが手探り。
果たして、やっていけるのか。
この会社で、ワーママとして存在し続けられるのか。
漠然とした不安を抱えてのスタートでした。

②時短勤務で心がけていた2つのこと

時短勤務を始めて、早く上がることへの肩身の狭さを感じていました。

周囲がどんなに忙しく動いていても、17時で退社する。
時短勤務であるがゆえに、仕事を他の人にサポートしてもらわなければならない。
全てが中途半端な気がして、自己嫌悪に陥る。
戦力になりきれていない感覚で、苦しみました。

不完全燃焼に近い生活から抜け出したい一心で、試行錯誤する日々。
その中で、心がけていたことは、2つ。

(1)限られた時間で、「いかに効率よく仕事をするか」考えました。
優先順位をつけ、無駄な動きをしない。
時短だから・・・と甘えることなく、しっかり結果を残す。

時短勤務をすることで、フルタイムで働く同僚へのしわ寄せは必ず起きます。
また時短勤務だからといって、仕事への責任が減るわけではありません。
不公平さを同僚に感じさせないために、どう働くべきか。

常にその意識をもって、仕事をこなす。
パフォーマンスの高い仕事をし続けることで、職場の同僚と良好な関係を保つことが出来たように感じています。

(2)周囲への感謝、コミュニケーションを常に意識する。
子どもの病気で突然の早退や欠勤で、シフトに穴をあけてしまう。
これはワーママにとって避けようがない事実。

そんなとき、協力してもらえるのか、迷惑がられてしまうのかは、振る舞いによって変わってきます。まず、それをきちんと理解する。
その上で、感謝の気持ちを忘れずにしっかり言葉で伝えていく。

「ありがとう」
心を込めて、相手に伝える。そんな当たり前を、忙しさで忘れてしまわないように。

自分自身が退社したあと、どのような状況なのか。突然の休みとなったとき、サポートしてくれた事をしっかりと確認する。無責任に放置ではなく、コミュニケーションを取りながら、現状を知っておく。

その積み重ねにより、「周囲からの理解」を得ることができるのです。

③子どもの体調不良との戦い

保育園通いだし、すぐに体調不良の洗礼をうけました。
これはまさに、ワーママ&保育園あるある。
「誰もが通り、悩む道」

今、まさにその洗礼を受け、思い悩んでおられるママも多いのではないでしょうか。

子供たちの中で、長男がとにかく頻繁に病気にかかりました。

職場へ保育園から連絡が入り、
「お熱が出てて…。お迎え可能でしょうか」

「まただ・・・」
電話がなる度に、動揺し落胆する。
出勤して2時間もしないうちに、職場に早退を伝える。

そのたび「大丈夫。帰ってあげて」と、優しく受け入れてくれる同僚たちに救われました。

高熱が何日も続き、苦しそうにしている息子の姿には心が痛みました。
最愛の息子を苦しめてまで、働き続ける意味はあるのか。
親として、この選択は正しかったか。
自問自答する日々だったように思います。

今では、長男くんすっかり大きくなりました。一年に一回熱を出すか出さないか程度。当時の私にはまだ、見えない未来。

「必ず子どもは強くなる。」「こんな、生活いつまでも続かないんだよ。」
もしも当時の私と話せるなら、そう伝えてあげたい。

④有給フル活用

当時、勤続年数8年。
復帰時に有給残数はマックス40日。
突然の休みや早退は、全て有給で対応しました。

有給において、私の中で決めていたことがあります。
それは
「一年間で使用する有給は、可能な限り20日間」
もし、それを超えた場合は子どもの傷病休暇を使う。

翌年4月には20日付与されるとはいえ、有給残数が少なすぎると、子どもの急な病気に対応できなくなってしまいます。
だから長いスパンで考え、先を見越しながら動く。

何が起こるか分からない子育てだからこそ。

何が起こってもいいように、制度をフルに活用する。

「有給の存在=心の余裕」
ワーママとして働く私にとって、このバランスは何よりも重要でした。

会社の制度が整っていたおかげもあって、なんとかやってこれたように思います。

⑤家事と子育てのバランス

疲れて帰って来ても、息つく間もなく家事に追われる日々。保育園へ預けている後ろめたさを、少しでも埋めるかのように母親業もこなす。家はキレイな状態で保たないといけない。自分で自分に、暗示をかけているかのようでした。

夫は基本的に夜勤なので、一日置きに完全なワンオペ。家に帰ってから、翌朝出勤するまで頼れる存在はありませんでした。
「一人で完璧にこなす」という義務感にかられ、毎日を過ごしていたように思います。

身体に蓄積される疲労。その疲労すら気が付かない、精神状態。今にも切れそうなロープに、命綱なしで綱渡りをしているような生活。

振り返れば、本当によく踏ん張れていたもんだ。

周囲からは

「手を抜くのを覚えないと」

と、よくアドバイスをもらいました。

頭では理解しているし、もちろんそうしたい。

でも、不器用な私にとって、まずそれが難しい。

どうやって、手を抜いたらいいんだろう。 

何に対して、手を抜くんだう。

手を抜くってなんだろう。

アドバイスですら、私にとっては負担になりました。

そんな私にとって、唯一の息抜き。

それは整体へ通うこと。

家から車で20分ほどかかる距離。

決して近くはないけれど、車を走らせ大音量で好きな音楽を聴く。

その時間も私にとっては、大切でした。

崩れかけている身体と心のバランスを、整えてもらう。

穏やかに流れる時間の中で、全てをリセットする。

子供をどうしても預けられない時には、子供も一緒に連れていきました。

伝えたいこと

もし、今当時の私のように、身体も心も疲弊しきっているママがいるのなら。

不満やストレスを吐き出してください。

頑張るなと言われても、環境は人それぞれ。

走り続けなればいけない、そんなママもいるでしょう。

親でもいい。

気心しれた友人でもいい。

SNS上で知り合った仲間でもいい。

誰もいない空間に向かって、大声をあげてもいい。

紙に走り書きでもいい。

とにかく吐き出してください。

自分を褒めてあげてください。

人は認められたい生き物。

「私は、本当によく頑張っている」

声に出して、自分を労ってあげてください。

料理をした時。

洗濯を干した時。

子供を寝かしつけ終わった時。

ふと、気がついたとき。

「私めちゃくちゃ頑張ってる!」

何度も声に出して、認めてあげてください。

ワーママとして、11年。

私は決して人に誇れるような母親でもありません。


3人の子どもたちに、きちんと向き合えているのだろうか。未だに思い悩むときもあります。

今回、長男編を思い返し、改めて感じたこと。

当時の私より、今の私は間違いなく成長している。

一人目より二人目。

二人目より三人目。

不器用な私でも、一歩ずつ確実に歩んでこれました。

そんな中、胸を張って言えるのは

「仕事を続ける」選択は、決して間違っていなかったということ。

子どもが大きくなり、自分の人生を振り返ったとき。

「よく頑張ったなぁ」と思い出話に花を咲かせたい。

そんな日を夢見て。

明日もまた、キッチンに立とう。

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